「きょう、神の声を聞くなら、神に心を閉じてはならない」（聖務日祷より）
キリストにおける兄弟姉妹のみなさん！
主の御復活祭が日一日と近づいて来ています。復活祭のために、色とりどりの、また大小様々の霊的花束を揃える機会も少なくなってきています。
ところで、冒頭の神の御言葉ですが、耳にされたことがあるかと思います。
「天は神の栄光を語り、大空は御手の業を告げる」（詩篇作者）や万物の霊長と呼ばれる人間は「神の似姿」として神に創造されたことを私たちは知っています。
聖書が私たちに教えてくれるように、神の手になったすべての被造物は、神様の心を私たちに語りかけておられるわけですね。
悲しい事件や出来事、天災などが毎日起こっています。テレビの声で、多分同時に私たちにも語りかけておられる神の声は、多くの場合吹き消されているのではないでしょうか。慈しみ深い天の御父に祈るキリストの祈りの場と環境を求めて、アッバ父よと祈りたいですね。
”平和の元后・神の母聖マリア、私たちのために御祈りください” 。あるいは聖コルベにならい ”マリア！”の射祷を口ずさみ、または”イエス、マリア、ヨゼフ！” と聖家族の御保護を願い、地上の災いから未然に御守り頂きたいものです。
こんなささやかな祈りの習慣が身に付いたら素晴らしい奉献生活者の一人になり、キリストの御国の建設に貢献できる福音宣教者になることでしょう。
２０１５・３・１８ 末吉 矢作 OFMConv